不安な気持ちとの向き合い方

こんにちは。カウンセリング ラウア 伊藤です。ブログを書き始めたときには「こんなの誰も見てくれないよねー」とネガティブ思考でしたが、ありがたいことに身近に数名「いつも見てるよ(^^)/」と応援してくれる人がいることを知り、俄然やる気が出てきました。
誰かに見守ってもらえる、ただそれだけでこんなにも嬉しいことなんだなぁと、今更ながらに実感しております。

さて今日は、「不安な気持ちとの向き合い方」をテーマにお届けいたします。
皆さんは不安な気持ちになったとき、どのように対処していますか?
女性に多いのが、女友達に聞いてもらう。甘いものを食べる。過食する。お酒を飲む。やたらと買い物をする。そして、占い師に聞きに行く(笑)あたりでしょうか。

カウンセリングも石占いも結局のところは皆さまの「不安」に対応することが求められていることですので、ラウアでは守秘義務のもと、皆さまのプライバシーをお伺いしているわけです。

ご相談のなかでも困ってしまう質問が「彼(または夫)の気持ちを教えてください」と、唐突に聞かれることです。
来談者とも初対面なのに、いきなり「彼(または夫)の気持ちを教えてください」と言われても、こちらとしては答えようがありません。しかし、このようなご相談、実は結構多いんです。

ご相談に来られた人にとっては「彼(または夫)の気持ち」がわからないことは、本音を言えば「生活の全てを失う恐怖」があるから、夜も眠れず、何も手につかないほど不安に駆られるわけです。
それだけ相手に対してしがみつくほど依存している状態ですから、冷静に考えれば「重い女」と思われて、追われるほどに逃げ出したくなるのが心情ですよね。

「彼(または夫)の気持ちを教えてください」と問われて「そんなの知りません」と答えてしまっては、カウンセラーの意味はないと思っています。
ですから私は「彼(または夫)の気持ちがわからなくなって不安でいっぱいなんですね。もし彼を失うことになったとしたら、一番困ることは何ですか?」と問いかけるようにしています。

よくよく話を聞いてみると、年齢にもよりますが、恋人同士の場合には単に喪失体験の少なさから「失う」恐怖に耐えられない精神的な未熟さが見えてきます。
結婚している場合には、愛情の喪失よりも「生活費」や「子どもの養育」の心配が本音のようです。

どちらのケースも大人の女性として「自立」できない弱さが原因ですが、自分自身ではその弱さと向き合うことができないため、いろんな依存にはまったり、占いジプシーをして自分に都合のいい言葉を買って、安心を得ようとしているにすぎません。

精神科の医師から教えてもらったことですが、生きている限り「不安」は無くなることはないそうです。無くなることはないけれど、何に対して、どのような状況のときに「不安」になるのかが自分でわかるようになると、あらかじめ対処することができるようになり、「不安」は軽減します。

対人関係の不安は自閉症などの特殊な場合を除けば、そのほとんどが「見捨てられる恐怖」や「孤独に耐えられない」こと、または「いじめ・虐待」のトラウマが原因となっていますので、「自立」できない弱さがどこからくるものなのかをカウンセリングでは時間をかけてお話を聞いていきます。

また、心の傷だけが原因なのではなく、病気や経済的な困窮などソーシャルワークが関わることで解決できる問題もあります。ラウアでは、いろいろな業種の人と連携しながら対応もしていますので、まずはひとりで悩まず、お気軽に「石占い」でも構いませんからご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この問題は本当に根深い。男女問わず母親からの呪縛に苦しみ、本来の自分自身を生きられない人をこれまで沢山見てきました。
恋愛、結婚生活、子育てに関する問題や生きづらさなどの根っこには、必ずと言っていいほど実母との愛着障害が尾を引いています。
もちろん人格形成には実父との関わりも関係してきますが、今日はおいといて、母親との関わりを中心に話を進めていきますね。

あなたは本当にお母さんのことが好きでしょうか?

本当は大っ嫌いで、憎しみさえ抱いているはずなのに、家族の一員でいられなくなる不安から「好き」な振りをし続けていませんか?

または、大っ嫌いで、憎しみを抱いている気持ちにすでに気づいているものの、お母さんに対してそういう気持ちを抱いていることにご自分を責めていませんか?

私たちは多かれ少なかれ親に対して育ててくれた恩や、愛情深く育った幻想に囚われ、本音を抑圧して生きています。
そうして大人になって結婚し、「幸せな家庭を築こう」と歩み出すも、違う家庭で育った相手とは当然ながら「幸せ」の価値観が違うため、衝突したり、すれ違いが起こります。そのような不安定な関係のなかで子どもができ、実家の支援が得られなかったり、または反対に過干渉だったりすると一気に不安感は募り、子どもの頃に満たされなかった愛情を得ようと、インナーチャイルドが暴れだすのです。

インナーチャイルドの暴走は前回のブログにも書きましたが、いろいろな依存症や病気の形で表れてきます。

誰もが渇望していることは「ありのままの自分を無条件で愛してもらう」こと。

しかし、お母さん自身が子どもの頃にお母さんから「ありのままの自分を無条件で愛してもらう」ことをしてもらっていないので、条件だらけの愛情という名の取引でしか子どもと向き合うことができないのです。そして、その子どもが大人になって子どもを産んで… 専門的には「モデリング」や「鎖の連鎖」などといいますが、そうしたなかで私たちは折り合いをつけて生きてきました。