乳がんや子宮・卵巣がんについて

今日は、乳がんや子宮・卵巣がんについてお話したいと思います。
乳がんは男性も罹患する病気ですが、今日は女性中心に話を進めていきますね。

乳がんや子宮・卵巣がんに罹患する真の原因は現代の医学でもまだ確定されておらず、これまでの症例やエビデンスから、一般治療として対処療法(投薬、手術、抗がん剤治療、放射線治療、最近では遺伝子治療など)が行われているのが現状です。つまり、体のなかに「悪いものがあるから取り除く」ことであったり、「やっつける」治療ですね。

「取り除く」ことも「やっつける」ことも治療の上ではもちろん大切なことですが、「がんは治ったけど、患者は死んでしまった」と笑うに笑えない話もあるように、副作用に苦しみ、残された時間を有意義に過ごすことが難しくなるケースもあります。

がんの治療に「緩和ケア」がありますが、これはあくまでもモルヒネを使った「痛みのコントロール」であり、苦痛の軽減による日常生活の維持を目的としています。緩和ケアのチームには精神科医や臨床心理士も加わり、患者の不安感を少しでも和らげられるようカウンセリングや抗不安薬、抗うつ薬の投与を行ってくれるものの、「死を目前」とした人のスピリチュアルな悩みには残念ながら寄り添うことができません。

統合医療を標榜しているお医者さんは「取り除く」「やっつける」ことが得意な西洋医学の良いところと、東洋医学(漢方、鍼灸など)や代替療法(アロマセラピー、ホメオパシー、音楽療法、カウンセリング、心理療法、呼吸法、気功など)を上手に組み合わせて、場合によっては病気と仲良く共存しながら穏やかに生きて行く道を教えてくれます。

お医者さんががん治療の方針を決めるとき、当然ながら患者さんの年齢、体力、がんの他に病気はないか、がんのステージや患者の背景を考慮しつつ、尚且つ、患者自身の意見を尊重して決定してくれるはずですが、まだまだ日本では「お医者様」意識が高く、患者側も「お医者さんの言うことを聞いていれば大丈夫」と自分のいのちを丸投げにしてしまうところがあります。
そのため患者は弱者となり、「主治医に申し訳ない、嫌われたらどうしよう」とセカンドオピニオンをつけることに罪悪感をもち、プライドの高い一部の医師のなかには「俺様の診断・治療にケチつける気か!」と激高されることも現実にはあります。

そんなパワハラ医師はすぐに変えましょう(笑)

長年「病気のプロ」をしてきた私は、いつしか病気になるプロセスやその人が抱え込んでいる心のブロックが見えるようになりました。現代医学では証明することができないため否定されるでしょうが、代替療法のひとつとして考慮していただければと思っております。

乳がんや子宮・卵巣がんの共通点は、女性ホルモン(医学的には女性ホルモンという名称はありませんが、わかりやすくするために使用しています)のバランスの悪さと、血行不良による「冷え」です。

私の見たところ、女性ホルモンの分泌には「感情」が大きく作用しているようです。

乳がんに罹る方の特徴として、生まれつき愛情深い人が多く、溢れ出る愛情を与えることに喜びを見いだす人を多く見かけます。それが、家族関係のなかでいつも緊張状態が続いたり、家族との離別や死別、子育てが終わり、子が成長して自分の手元から巣立っていった後の空疎感が募ったりと、本来の溢れ出る愛情を出し切ることができずに寂しさや悲しみを胸に閉じ込めることによって、ホルモンバランスが崩れ、徐々にがん化していくようです。

若い人の乳がんは、子どものときに母親を失い、家族のなかで「母親役」を担ってきた人に多いような気がします。

改善策として、病院での治療を継続しながら(ここ大事です。病院での治療を放棄させることは殺人行為に等しいです)「溢れ出る愛情」を表現することを一緒に考えていきます。一番良いのは「子ども」に関わる支援をすること。今なら「子ども食堂」や学童保育など、地域のなかでお手伝いできることを、体調に無理のない範囲でできることをお勧めします。

または、人との関わりが難しいときには、動物や植物との関わりでも大丈夫です。身近な動物といえば犬。ありがたいことに犬は溢れ出る愛情を全て受け取ってくれます。その点、猫や人は愛情の押し付けと「重く」感じたりして離れていくので加減が必要です。

植物を育てたり、植物に関わる仕事をすると、「溢れ出る愛情」のコントロールが上手になってきます。なぜなら植物とは直接意思疎通ができないため、人の都合で大きくしたり、花を咲かせたりすることができないからです。大きくしたり、花を咲かせるためには「愛情と時間」が必要なのです。

次に、子宮・卵巣がんですが、こちらの場合は「女性性の否定」が根底にあり、実母との寂しい関係性や、パートナーへの不信感、性的関係の拒否、過去に関わった男性への未練や、不倫関係などの罪悪感などが隠れている場合があります。

実母に甘えられなかった寂しさや諦めの気持ちは、大人になると男性への依存や、反対に「男性には負けられない」と過剰に闘争的になって現れてきます。

このような感情的要因が引き金となって、ホルモンバランスが崩れ、いつも緊張している状態が続くことから筋肉が硬直し、血行不良を招き、体は冷えてきます。そうすると、感情要因に絡んだ箇所にがんができるのです。

子宮・卵巣がんの改善策は、実母との関係性の見直しや、パートナーとの性的関係に対して本当はどのように感じ、思っていたか(大概の人は別れたくない、嫌われたくない思いから、我慢してお相手を務めていたという方が多いです)を吐き出し、関係性を改善することによって快方することがあります。

このブログが、現在、乳がんや子宮・卵巣がんの治療を行っている方や、一旦治療は一旦終了したものの、再発を恐れて生活されている方のお役に少しでも立てれば幸いです。